ほったらかし患者にならない宣言

ほったらかし患者にならない宣言〜遂に決まったIVFスケジュールと医療機関に対する不安〜

遂に、ついに遂についに体外受精のスケジュールが決まった…

Waiting list に名前を書いてから早10ヶ月。まあ順番が巡ってくる前に自然妊娠するだろうくらいの軽い気持ちでサインした登録当初が思い出される…

10ヶ月なんてえらい待ちましたねって思った人もいると思いますので補足すると、国からの補助が出るタイプの体外受精に申し込んでいたのでこんなに時間がかかったのでした。ここカナダでも体外受精は考えると目が回りそうなほど高額ですが、ありがたいことに私の住むオンタリオ州では結構手厚い補助があります。

具体的には、

  • 医者/看護師の診察、コンサルテーション
  • サイクルモニタリング 
  • 血液検査、超音波
  • 受精及び培養

がまるっとカバーされます、タダです。

なので自己負担は誘発剤などの諸々のお薬(約$4000)と着床前診断と冷凍ストレージ費($3000)の費用のみとなりますが、それにしたって日本円で約60万円ほどかかるのだから赤ちゃん授かるって本当に高額。

さて、体外受精サイクルがいよいよ今月から始まることになるわけですが、不安なのはホウ・レン・ソウに欠ける現地の医療機関です。

時間通りに始まらないアポイントはもう毎回すぎて許せるとして、秘書に伝えたことが先生に伝わっていない、もしくは秘書の勝手な判断から行き違いが発生したり、情報の伝達不足だったり、強く求めないと検査結果の詳細教えてくれないし、なんなら異常なかったら検査結果事態の連絡は来ないし、その検査結果とやらを知りたくてメール&電話→伝言残すを何回も入れないと連絡つかなかったりで対応が雑ったらない。

実は今回の体外受精もサイクルモニタリングの始まる期間を主治医秘書の方が詳しく伝えてくれなかったおかげで一ヶ月後ろ倒しになるところだったし、早速処方されたエストロゲンの薬もいつ摂取するかの説明がなく、ドラッグストアの薬剤師さんに苦笑いされた。

あの苦笑いは医師のパフォーマンスに対してのものだとその時は思ったけれど、今考えると何も質問しない私に向けられたものなのかもしれない。そう考えてからは服用のタイミングは薬受け取る時に詳しく説明があるでしょと思い込んでいた私もいけないと思うようになった。

ちょっと話逸れるけれども、この国に来てcritical thinking というスキルが本当に重要だなと感じることが多々なのですみませんがちょっと語ります。

日本にいるときの私は与えられた情報を疑いもせずまるまる信じていたし、システムやサービスもずいぶん丁寧なので、先を読んで考えるという能力が活性化される機会は少なかった。それにcritical thinkingって要は与えられた情報に疑ってかかる能力ということでもあるので、和を尊ぶ日本の国民性からはあまり好まれないスキルであるという文化的な面も私の質問力の低さを作った要因の一つかも知れない。

これまではまあ自分の事だし、思い通りにならなくて少し不便だけどまあいいかと大雑把丸出しで生きてきたけど、母になるにあたってこれからはもっと自分を主張していく必要があるぞ。絶対にほったらかし患者にはならない!なるものかー。

ちょっとカルチャーギャップの話が挟まったけれど、IVFサイクルの話の戻ると無事エストロゲンサプリメント、ESREADIOLを服用し始めました。

説明書にも書いてあった通り、初日の昨日は胃が少し荒れて寝る前キリキリ痛みましたがもう大丈夫!

赤ちゃんに会うためにまた一歩前進!

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