今日は私のprofessionを自身の精神的特徴とともにお話しましょう。
どこから話始めればいいかわからないけれど、まずは改めて自己紹介。
私はHSP(Highly Sensitive Person)ど真ん中人間です、以上です。(と言うくらいHSPは私の性格を映す鏡みたいな言葉です。)
具体的には
- 大きい音、光の明暗、静電気や洋服の繊維などの刺激に人よりも敏感
- Social anxiety (社交不安障害)気味でパーティー、冠婚葬祭イベント、初対面の人がたくさんいるところに行くのが大嫌い(海外に来てからはaway率がさらに高まったのでsocial phobiaに拍車がかかっている)
- 相手の感情や空気読めすぎてストレスが溜まる
- 職場やテストなど緊張やプレッシャーが強い状況下に弱い、パフォーマンスを発揮できるまでに時間がかかる
- 自己評価/自己肯定がものすごく低い
- できないくせに完璧を求めがち
- 故にパニックになってすぐに泣く
そんなわけで特にやりたいこともない私が社会に出てからは生きるためだけに働くことがだんだん辛くなってきて転職は日本人にしては多い方だったと思う。
こんなスペックの私がカナダに来てたまたま保育士の資格を取って働いてみたわけですが、これが結構向いているなと思った。なぜかというと今まで働いてきた他の職業に比べて「疲れない」から。もちろん仕事自体は体力勝負なので常に腰は痛いし、子供たちが言うことを聞かない時は心底心を掻き乱されるけど、大人社会の複雑な空気が読め過ぎて常に気疲れしていたあの頃のストレスに比べると子どもたちと働くことは実に疲れないのでした。
単純な表現だけれど子どもって本当にピュア。大人みたいな変な駆け引きしてこないし、自分の気持ちに素直だし、喜怒哀楽のぶつけ方がすごくストレートだからどうしてあげたらいいのか大体わかる。
私が子どもと自身の性格的特徴をより深く理解できるようになったのは保育士として働く傍ら心理学を学んだことが大きい。HSPの脳や、子どもの未発達の脳が世界をどう受け止めるかを知ることで自分が今まで感じていた”私ってちょっと変”という部分やイライラしがちな子どものいたずらを肯定的に受け止めることができるようになった。それからは少し自分がレベルアップしたようなちょっと誇らしげな気持ちになることもあった。
ただ保育士として私が難しいなと感じたのはやっぱり他の大人ともしっかり働いていかなければいけないということ。保育士は子どもと過ごす時間が多いけれど、実際は保護者と働いていると言えるほど日々信頼関係を築いていかなければいけない。保護者とのスモールトークでは毎回自分を振り絞って、相手の反応に一喜一憂することが多い、しかもやりとりは英語なので言ってることわからないと会話が成り立たない(そしてその精神的ダメージは高い)。チームメンバーとも、上司ともうまくやっていかなければいけないので結局心のお休みが必要な時がある。
と言うわけで、HSPの私が保育士になったら割と向いていた!自分のサポートで子どもたちの出来ることが増えたときは本当に嬉しい。ただし、体力勝負なので長い目で考えるともっと専門的な教育だったり、心理学だったり形を変えながら子どもに関わってくキャリアを模索しなければいけないと思う今日この頃ではある。