現場で学んだ保育、育児の基本

現場で学んだ保育、育児の基本

ここ3年間、保育を学び、実践することで保育の基本のキみたいなものを学べたと思う。今日は考えれば当たり前のようだけれど、結構忘れがちな小さな大人を相手にする上で必要なtipsの一つを書いていこうと思う。

シンプルに結果だけまとめると子どもと関わり合うということにおいて必要なのは

  • 子どもの気持ちを聞くこと
  • もしくは彼らの気持ちに一緒に気づくこと
  • そしてその気持ちを受け止めてあげる(共感する)こと

結構これだけって時もある。どういうことかというと例えば、忙しい朝。もうすぐにでも出発しないと間に合わないのに子供が「靴を自分で履きたい」と駄々をこね出した。というシチュエーションがあったとする。

私が保育士になりたての時は今度ねーなんて言いながら半ば問答無用で靴を取り上げて自分で履かせていました。だって間に合わないし。でもそういう態度は子どもの気持ちを思いっきり逆撫でするわけで泣き出したり、ふんぞり返って起き上がらなかったり、パンチしてきたりします。

私たちが自分たちの予定や都合で急いでいるのと同じで、子どもにも子どもの予定が都合があります。

なので、急いでいいてイライラする気持ちを一旦抑えてやってみたいという子どもの気持ちに寄り添ってみましょう。例えば「靴を自分で履いてみたいの?そうだよね、こないだ自分で履けたもんね(途中まで自分でできたもんね)。今日も自分でやってみたいよねー。」

きっとそれだけで子どもの反応は違ってくると思います。とはいえ、それだけで彼らが納得するわけはないと思いますので、そこから譲歩できるポイントを探しましょう。

私がよく使っていたのは選択肢を与えて、子どもの希望を一部叶えてあげることです。「じゃあ、右と左でどっちを先に履く?もう片方は先生/お母さんが手伝うね!」というような感じ。

この時の大切なポイントは子どもに選択肢を与えて”自分で決めて行動した”という感覚を与えてあげること!

ところで、最初に相手の気持ちに共感するという手法はここカナダでは大人に対しても割と毎日のように使われています。課題が出される時はセットで”I know it’s overwhelming”.と言われますし、先日も歯医者さんで”I know it’s not fun…”と言われながら歯を削られました。

大人でも気持ちを理解してもらえるとホッとしますよね。子どもも同じなんです。

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