Naturopathyのカウンセリングを受けた話

【PMS】Naturopathyのカウンセリングを受けた話

気のせいかとずっとごまかして来たけれど、カナダに来て以来PMSがひどくなった。PMSどころか排卵前まで同じ症状が出るようになってからは生理開けの1週間ほどしか身体が休まらず、外傷はないものの日々本当にヘトヘトで、でも症状が酷いとはいえ普段の生活はとりあえずこなせるし、永住権が出るまでは…なんて先延ばし先延ばしにしていたPMS問題。前回帰国した際に婦人検診を受けてからそろそろ1年経つし、小さい子宮筋腫が前回見つかったのも引っかかっていたので旦那さんが調べてくれたNaturopathyというもののカウンセリングを受けてみる事にしました。

今回Naturopathを選んだ理由の一つは西洋医学以外のアプローチで症状が変化するか試してみたくなったから。今までfamily doctorに相談していたけれど、「それはPMSですから問題ありません」とクールに診察が終わった事実や、薬で一時的に症状を緩和して問題を解決しようとする側面に何か納得できないものを感じ始めていたところだった。もう一つは先生が日本人医師だという事。症状を英語で伝えるのは本当に難しい。チクチク痛いだったり、ズーンと重い様な感じだったり微妙なニュアンスを伝えてみてもいまいちちゃんと理解してくれているのかわからないし、文化の違いからこっちが深刻な事はそっちではそうでもなくてわかってくれない感がモヤモヤ。

そういうわけでNaturopath。まず知りたいのはNaturopathyってなんぞという事ですが、日本語に訳すと自然療法だそうです。人のもつ自然治癒力にフォーカスし問題点を探って治していくと言うアプローチで、私が予約した院ではハーブと言う自然薬を調合したものも処方してくれるそう。漢方で苦い経験のある私ですが、(懲りずに)もっかい試してみる事にしました。(PMS問題は本当に藁にもすがる思いで改善したいのよ…)

COVID-19の影響でオンライン診察となった最初の診療。まずは私のPMS歴と生理の状況、移住してからの体調の変化などを細かく説明。私の中で最も悩ましいのはどうしようもないお腹の張り、むくみ、ふくらはぎの痛み、それからムードスウィング。特に情緒不安定はもうほとんど自分1人でどうしようもできないほどで、緊張だったり、孤独だったり不安だったりが湧き上がって2,3日メソメソが続くと言う厄介さ。だいたいいつごろやって来るか予想は立つものの食べ物に気を使おうが、睡眠をしっかり取ろうがお構いなしで排卵前、生理前必ずやって来るお客様なのですと言うこともしっかり伝える。ああ、日本語でものが伝えられることのありがたさ…(再)

診断の結果をまとめると、私の抱えている問題は大きく分けて3つ。

  1. ホルモンインバランス
    女性ホルモンのエストロゲン、プレゲストロンは最近結構耳にすることも多くなってきたとは思いますが、生理がくるのもこの2つのホルモンが上手に働いているからです。

    しかし私の場合エストロゲンが多く分泌されているため、PMSの諸症状が出ているとの話。
    このホルモンバランスを整えるにはサプリメントとハーブが有効的だそうで早速処方してもらいました。

    EstroSenseと言うサプリメントがもの新しかったのでちょっと新鮮だったのでご紹介。
    こちらエストロゲンど真ん中サプリで、自然由来成分が肝臓にある害のあるエストロゲンの毒出しをしてくれると言うことです。最初は命の母みたいなもんだろ、と思っていたのですが、成分がもっとナチュラル。(命の母もハーブですが、添加物が入っています。)効果を実感するまで2、3ヶ月かかるとのことなので、ゆっくり服用していきたいと思います。


    
  2. マグネシウム不足
    マグネシウムは体に必要な栄養素の一つ。ふくらはぎの痛み、生理痛などの筋肉系の痛みや気分の浮き沈みはマグネシウム不足からも来ているとのこと。これに関してもサプリメントを購入して排卵から生理痛が止むまで摂取を心がけるようにアドバイスされました。



    
  3. 血液の巡りの悪さ
    ふくらはぎの痛みとむくみはPMSの中でも深刻な悩みですが、それは上記の原因に加えて血液の巡りの悪さが関係していると言うことでした。
    解消法の一つとしてはYoga。それも通常のYogaよりももっとストレッチに近い感覚の
    –  Restorative  yoga
    –  Yin yogaそれから呼吸に焦点を当てた Kundalini yogaをお勧めされました。
    Yogaは普段から行なっているので、これに関しては少しアプローチを変えてと言う意味で引き続き継続と言う感じ。



    
  4. ストレス
    移民のストレスは身体にものすごく負担がかかると言うことを言ってもらえてどこか肩の荷が降りた気持ちがしました。
    カナダに来て以来、Native English speakerと関わる機会も多くなりましたが、言葉がやっぱり通じない事が多かったり、そのためにお呼ばれの食事や結婚式、授業や職場と、とにかくありとあらゆる場面で緊張、孤独、不安などのストレスが続いたためいつの間にかどうしようもないほどのSocial anxietyを感じるようになってしまいました。

    その点は先生も経験があるようで、かなり親身に話を聞いてくれて助かった。
    言葉の壁に関するアドバイスももらえて通り一遍で診察をするこれまでのお医者さんたちとは違うなーとそれだけで安心。

    ストレスに関するアドバイスはPMS、排卵前に感情が爆発する前に運動や、趣味や自分に合ったストレス解消法でストレスにコントロールされるのではなく、ストレスをうまくコントロールしましょうとのこと。

    ストレスは私の中でも最重要課題なのでどうにか自分ともっと向き合って打開策を打ち出さなければ!

PMS緩和に加え、家族計画のアドバイスをもらう事も今回の診察の狙いだったのですが、それに関してはホルモンバランスが安定してくるには少なくとも2,3ヶ月はかかるとのことだったのでそこはもう割り切って身体を整える期間といたしましょう。

最後にいただいたハーブたち(サムネイル参照)。私の症状を見て調合してもらったハーブティーとティンクチャーと呼ばれるハーブをアルコールに浸けて有効成分を抽出した飲み薬のようなもの。

Naturopathyを受けてみて

重ね重ねになりますが、西洋医学はどこかマニュアル化していて、アブノーマルな症状が出るまでは症状がどんなに酷くてもそれはPMSだからで片付けられてしまう傾向が強いと思います。予防医学ってとっても大切な事だと思う私は、これまでお医者さんからもらうこう言う診断に「じゃあ死ぬまでこのしんどいのと一緒で私にできることは何もないの!?」と落胆していましたが、Naturopathyの先生とお話しして根本的な原因の説明から解決法まで提示してもらえたのは本当に嬉しかった!

もう一つは処方してもらうものが全て自然由来で安心して服用できると言うこと。自然じゃないものはなるべく身体に入れたくないと言う気持ちが強くなってきた最近ではこれも安心。サプリメントを初めてまだ1ヶ月だけれど、生理の調子やPMSに劇的ではないものの、小さな変化が現れ始めています。こう言う小さな要素が重なって症状って良くなっていくんじゃないかなと実感。

と言うわけで、Naturopathy、オススメです。

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