2019年の夏に無知識で妊活を始めてから今日までの迷走ぶりを忘れないように記録しておこう。妊活を始めたばかりの夫婦が私のような道を辿らず、スムーズでストレスフリーな妊活ができますように。
- 2019年 夏
カレッジ卒業と同時に妊活開始。妊活と言えばよく聞く基礎体温と言うことで専用の体温計を買う。が、つけ始めた基礎体温表の読み方や利点についてはよく把握していない。妊活アプリも導入。
- 2019年 秋
気持ち的にまだまだ余裕でタイミングをとって計画的に子作りするのに抵抗があった時期。週に2,3回は仲良ししているので排卵検査薬にはまだ手を出さないでいた。
- 2020年 冬
気持ち的に焦りが出始める。西洋より東洋医学の考え方に賛同できる部分が多く、ひとまず冷えを直す目的で漢方と鍼を試す。が、妊活の考え方を始め医師の説明諸々に疑問が募り2ヶ月弱でストップ。その後、別の鍼師を試すも妊活につながる直接的な説明は得られないまま治療を終える。
- 2020 春
パンデミックが本格化する。仕事が一時解雇になり、その後夏まで家に篭もりっきりの生活を送る。プチ精神崩壊。冷えやPMSの症状がひどくなってきたので新たにnaturapathと言う自然療法のカウンセリングを受け始める。ここでおすすめされた各種サプリは現在も引き続き服用している。
- 2020 夏
ついに待望の妊娠陽性反応を拝む!しかし6週目でリセット。化学流産という言葉を知る。精神的にはボロボロ。
時同じくして本格的に不妊外来を診察する。各種血液検査、卵管造影検査(sonohystgram)、旦那さんの精子検査など一通り受ける。結果は問題なし。ロックダウンが解除され、保育園が営業開始となり、職場復帰を果たす。35歳になる。
- 2020 秋
国から補助金が出るIVF(体外受精)に申請を出すが、1年待ちであることを告げられる。友人たちの妊娠報告や子育て投稿を見ることが耐えられなくなりSNSを開かなくなる。
- 2021 冬
2度目の妊娠反応。8週目で心音を確認するも翌日に稽留流産であると言われ自然排出。染色体に異常がいないかの血液検査を受けるが、問題なし。自身であれこれ調べるうちに卵子の質が問題なのではないかと疑い始め、自然妊娠→IVF + 着床前診断に興味を持ち始める。
- 2021 春
着床前診断のカウンセリングを受けPGT-A検査に関する知識をつける。その後、唾液採取によるcarrior screeningという検査を受ける。IVFの順番が夏にはやってくると連絡を受けいよいよかと気持ちが引き締まる。
一方、コロナワクチンが保育士も対象となり、働いている保育園ではワクチン接種の義務化に向けて動き始めている。(私はワクチン受けなくていいなら受けたくない派なので医師に相談して妊活という理由で診断書を書いてもらわなければいけないが、なかなか難航しそうな予感…) ←今ここ。
そろそろ妊活2周年を迎える事になるわけだけれど、正直不妊外来の先生には妊活開始直後に会っていれば良かったと後悔。これは今回の記事の最大のメッセージです。私は妊娠っていうものにすごく理想を描いていて、振り返ると自然妊娠は絶対で、さらにはタイミングとか考えずに仲良くしてたら子供を授かったシナリオに多分強い憧れがあったんだと思う。今となっては歳を考えなさいよと当時の自分に言いたい…。
高齢出産、もしくは高齢出産に足が掛かっている人は効率的で、時間とお金を無駄にしない妊活コースを私は強く推したい。具体的にはまず、うんざりするほど待機期間の長いIVFのwaiting listにサインインして(日本国内の補助金制度はあまり詳しくないのだけれどやっぱり待機期間は長いのかな?)、検査と並行しながら(気休め程度に)人工授精をスタートするべき。(タイミング法も人工授精も成功率はあなたが思っているより低いです)。妊活に時間がかかればかかるだけ精神が摩耗して本当に本当に辛いし、日本の場合は治療費もかさんで来るわけでのんびりやってて良いことはひとつもない。短期決戦が高齢出産では最も重要視されるべきことなのよ、このメッセージ届け!